タラソナ

タラソナはサラゴサで4番目の町です。モンカヨ山塊の裾野に位置し、アラゴン、ナバーラ、カスティーリャ・イ・レオン、ラ・リオハへの分岐点となっています。

タラソナは司教座が置かれている町で、ムデハルの影響も受けています。アラゴンには九つの大聖堂がありますが、その中でもこの地の大聖堂は独特なものです。初期のゴシック様式で作られた大聖堂は、ムデハル調の塔とドームが追加され、ファサードに至ってはルネッサンス調です。大聖堂を離れると、司教座とマグダレーナ教会が目に入ります。18世紀に建設された多角形の闘牛場には、住居が併設されており、現在でも住人がいます。タラソナの宿泊施設とレストランは非常に高く評価されています。この地の伝統料理はサラゴサの他の地域同様、素材を活かすことに長けており、簡素に見えますが、その美味しさは非の打ち所がありません。これらの料理も現代の料理法に合わせる形で、伝統に則しつつも創作が加えられて徐々に洗練されていきました。8月27日のサン・アティラーノのお祭りは特筆に値します。祭りでは「シポテガト」のような有名なキャラクターはトマトの大洗礼を受けます。写真国際コースも定評があり、大昔からある翻訳学校も有名です。