カタルーニャ州の真ん中には、唯一無二の形状を持ち、灰色の石の塊をいくつも抱えた山がそびえています。圧倒されるようなこの山塊の頂上には、カタルーニャの守護聖人であるモンセラートの聖母の像がまつられています。この自然公園にはマツやカシの木が生い茂り、リス、イノシシ、ヨーロッパジェネットをはじめとする各種生物の生息地となっています。また、いくつも用意されているルートやガイドツアーを利用して、公園をすみずみまで見て回ることができます。
山頂に鎮座する荘厳な聖地の中に、12世紀にロマネスク様式で彫られたラ・モレネータの黒いマリア像がまつられています。この建築群は複数の広場とバシリカ教会堂から構成されていますが、バシリカはもともと16世紀に建設され、19世紀をとおして復元されたものです。現地には巡礼者と見学者向けの修道院宿泊施設があります。そのすぐそばに構えるベネディクト会修道院には、美しいチャプターハウス、ネオロマネスク建築の回廊、および1925年に建築家プッチ・イ・カダファルクが改修を手掛けた食堂があります。そのうえ、併設の美術館は、ピカソ、ダリ、エル・グレコといった芸術家たちの作品を所蔵しています。「新オーディオビジュアルスペース(ヌエボ・エスパシオ・アウディオビスアル)」や屋外美術館ではオーディオガイドを利用してモダニズム彫刻を学ぶことができますし、サンタ・コバ(岩に張り付いた礼拝堂で、聖母像が見つかったとされる場所)を訪問するという選択肢もあります。
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