バニョス・デ・ラ・エンシーナ城。ハエン

バニョス・デ・ラ・エンシーナ

Jaén

バニョス・デ・ラ・エンシーナはシエラ・モレーナ山脈のふもとに位置し、ハエン市からは約52キロメートルの距離にあります。町の旧市街は重要文化財に指定されており、「ナスル朝のルート」や「城と戦いのルート」といったさまざまな文化ルートの必見スポットとなっています。

バニョス・デ・ラ・エンシーナ城は、ここを住居としていた王の数にちなんで「七君主の要塞」という別名でも知られていますが、そのうちの一人は、かのカトリック王フェルナンドでした。10世紀にウマイヤ朝が建立したこの城は、城全体が銃眼付きの胸壁で固められているほか、楕円形をしており、追悼塔のほかにも大きな正方形の塔を14基も備えています。とはいえ、訪問すべきモニュメントはほかにもあります。立派な祭壇画と美しい聖櫃を誇るサン・マテオ教会、落ち着いた雰囲気の外観とバロック様式の内装がなんとも対照的なヘスス・エル・ジャノ礼拝堂などがその例です。加えて、町巡りの途中では、別の重要な建造物にも出くわすことでしょう。16世紀に起源をもつ自治体庁舎をはじめ、ロス・モリーナ・デ・ラ・セルダ宮殿、ロス・プリオレス宮殿、ロス・デルガード・デ・カスティージャ邸といった貴族の館も数多く目にすることができます。この町には数々の魅力がありますが、そのうちのひとつがその自然環境です。実際、町の一部はシエラ・デ・アンドゥハル自然公園の一端を占めています。

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