山の深い緑、ヤシの木々、伝統的な白塗り建築、それらが作りだす絶景のおかげで、ラ・ゴメラ島でも、最も重要な観光地として知られています。また、町には小さな港と魅力的なビーチがいくつもあります。
町はユネスコの世界遺産に登録されているガラホナイ自然公園の一部になっており、自然公園を眺めるのに最高のセサル・マンリケの展望台があります。周辺にはハイキングコースがいくも設けられており、ラ・ゴメラの巨大トカゲといった固有の動植物が生息しています。また、段丘(段々畑)では伝統農業が今も盛んで、町を象徴する景色になっています。祭り。バジェ・グラン・レイのもう一つの魅力が祭りに他なりません。最も有名な祭りは8月16日に行われる花束贈呈で、聖人に地元で収穫された作物と伝統的なお菓子を捧げます。ゴメラ太鼓の民族舞踊を見るには絶好の機会です。その他の祭りには、聖母サントス・レジェス(1月6日)、聖母ファティマ(5月13日)、サン・アントニオ・デ・パドゥア(6月13日)、サン・フアン・バウティスタ(6月23日)、サン・ペドロ(6月29日)、聖母サルー・イ・サン・ブエナベントゥーラ(7月14日)、ビルヘン・デル・カルメン(7月16日)、ビルヘン・デル・ブエン・ビアへ(8月最終週)、ビルヘン・デル・コロモト(アジャスで9月最初の週)があります。
グルメ。ポタージュスープの種類が豊富で、その中でも特にクレソンのポタージュスープが有名で、その他にもゴフィオ(前菜やお菓子の材料に使われる炒った穀物の粉)を使った料理、ヤギのチーズがバジェ・グラン・レイの有名な料理です。ヤギのチーズはアルモグロテと呼ばれるこの土地特有のパテのような食べ方があります。お菓子の種類も独特で、グアラポと呼ばれるヤシの木から作った蜜を使うのが特徴です。