サン・クガット・ダル・バリェスの修道院

修道院の起源は9世紀にまで遡ります。

建物群は、11～12世紀に創建された教会と、その周囲に参事会集会所があるロマネスク様式の印象的な回廊、そして修道院の付属施設から構成されています。回廊上部は16世紀のものです。修道院の中では、初期キリスト教の建物が残されています。教会で特徴的なのは鐘楼、ドームと祭壇画で、その中でも際立つのがペラ・セーラによる諸聖人の祭壇画と呼ばれるものです。この寺院では、ゴシック様式からバロック様式に至る芸術を目にすることができます。教会や世俗のさまざまな題材で飾られている70個を超える柱頭がある回廊は、ヨーロッパで最も重要なものの一つと考えられています。