カンパネット洞窟

有名な海岸に加えて、マヨルカ島にはこの土地の豊かな自然をはっきりと示してくれる地下世界が存在します。カンパネット洞窟は島の自然環境における代表格です。

約3,200平方メートルもの面積を誇り、600メートルほど続く見学コースが備わっています。1945年に地下水脈を探して調査を行っていた最中に発見されたものです。洞窟内の整備工事の際には、4,000年前に絶滅した動物の化石の一部が発掘されました。これはマヨルカとメノルカの固有種であるウシ科の小動物でした。 洞窟見学の所要時間は40分で、さまざまな大空間や小空間を訪れますが、そのうちの一部には小さな水たまりがあります。こうした空間には、「ロマンティック空間」「湖の空間」「城の空間」など、各空間の特徴を簡単に想起させるような名前が付けられています。鍾乳石、石筍、石柱といった堆積物の豊かさと美しさが目を引きます。どなたでも楽しめる広いレクリエーションエリアが併設されています。