ドン・フアン洞窟

この洞窟は、そこにモーロ人が隠れて暮らしていたと思われる17世紀初頭から広く知られているものです。

洞窟内では、広々とした各空間に分布している鍾乳石、石筍、石柱、ドラペリー（カーテン状の鍾乳石）、流れ石からなる、豊富かつ多様な生成物群を観察することができます。中石器時代およびバレンシアの青銅器時代に人間が存在していた兆候が見られます。洞窟見学の所要時間は45分で、コースの全長は400メートルです。「月のクレーター」と呼ばれる空間からスタートし、続けてゴシック様式の大聖堂に似た形をした空間に入っていきます。その他の注目すべき空間としては、「欲望の湖」「地獄の洞穴」「悪魔の洞窟」があります。