ビアル城

アラブ起源で、征服後にキリスト教徒により強化・拡張されたこの国境沿いのお城は、スペイン・イスラム建築内でも他にない特性を有しています。

12世紀にアルモアデ朝により建設され、13世紀中盤以降に、アラゴン・カスティーリャ両王国の国境という位置から強化されました。今日、素晴らしい保存状態となっています。二重の区画があります。ビアル村にそびえる丘のシルエットに応じた外周は、角度に応じて半シリンダー型の塔が4つあり、全て狭間胸壁や銃眼があります。内部にも半シリンダー状の塔が3つありますが、その中でも最も目を引くのは師匠の塔です。長方形のフロアで17mの高さがあり、3階建ての建物です。興味深いのは2階であり、アルモアデ風の伝統的なリブヴォールトで覆われていますが、これはスペインの軍事建築では他にないものです。