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森で休憩中のサイクリスト

自然の中でサイクリングを楽しめる緑の道(ビアス・ベルデス)6選

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緑の道は、昔の鉄道路線のルートを最近になって再整備したもので、ハイキングやサイクリングを通して自然を満喫することができるようになっています。120本を超える数の緑の道があり、長さはまちまちではあるものの、そのいずれもがサイクリングロードとしての基準を満たしています。加えて、50キロメートル以上の長さを誇るいくつかの緑の道について、以下の通りご紹介します。大自然でのサイクリングを堪能することを目的に、1~2日間の旅を計画する際、良いヒントになることでしょう。

  • アイスコーリ=アラッツ自然公園の景観、バスク州

    バスク州とナバーラ州にまたがる、バスク=ナバーラ鉄道の緑の道

    ビトリア=ガステイスバスク州)とエステージャ=リサーラナバーラ州)を結ぶ、全長100キロメートルを超える行程です。この地の緑色の風景はさまざまな表情を見せてくれます。というのも、山岳地帯と広大な平地が交互に現れるのです。中ほどの道のりがもっとも険しい区間となっています(とりわけ、バスク州にあるゲレーニュ峠の登り道は大変です)。ナバーラ州に入ると、ルートはより快適になり、エガ川に沿って進んでいきます。この緑の道を完走する際は、少なくとも2日間を費やすことが理想的です。なぜなら、1日目から2日目にかけての夜を利用して、その魅力の一つである、天体観測にぴったりの澄み切った夜空を目の当たりにすることができるのですから。ちなみに、この星空のおかげで、この緑の道はスターライト小道に指定されています。 

  • エクストレマドゥーラ州におけるツルの渡来

    エクストレマドゥーラ州にあるベガス・デル・グアディアナの緑の道

    60キロメートル近くあるこの緑の道が走る風景では、エクストレマドゥーラ固有のイベリコ豚が生息していますが、これこそがスペイン屈指の良質な生ハムの原料となっているのです。ここが、かのエクストレマドゥーラ州の牧草地であり、特にカンポルガールとマドリガレッホの間によく見受けられます。また、この緑の道はルエカス川とグアディアナ川に沿うように伸びていますが、これらの川はヨーロッパ有数のツルの越冬地となっているため、冬の数か月間は何千羽ものツルが飛来します。この行程はビジャヌエバ・デ・ラ・セレーナ(バダホス県)とログロサン(カセレス県)の町を結んでおり、途中、陸橋が3基も架かっています。この地域のほとんどを農地が占めており、畜産用の牧草地が多くあります。 

  • バレンシア州とアラゴン州にまたがる、オホス・ネグロスの緑の道

    バレンシア州とアラゴン州にまたがる、オホス・ネグロスの緑の道

    スペイン最長の緑の道であり、その全長は150キロメートル以上に及びます。同ルートはテルエル県(アラゴン州)を出発し、カステジョン県を通過してバレンシア県に至ります(両県ともバレンシア州に属しています)。このコースでは、ハバランブレ山脈を覆うマツやナラ、ビャクシンの森を下っていき、ヒローカ渓谷を越えると、バレンシア特有の畑地の風景が地中海のほとりに広がっている場所へとたどり着きます。コースのほぼ全域がアスファルトで舗装されている上、橋や陸橋のほか、バラーカ(地域特有の小さな田舎の家を指す言葉で、多くの場合、魅力ある宿泊施設として活用されている)も数多く点在しています。

  • アンダルシア州ハエン県のオリーブ畑の風景

    アンダルシア州にあるアセイテの緑の道

    限りなく広がるオリーブ畑こそ、ハエン県とコルドバ県にまたがって走るこの緑の道の紛れもないシンボルです。同じく、19世紀に建設された13基ある金属製の陸橋もこの緑の道を特徴づけるもので、そのそれぞれが、125キロメートルを超えるコースのなかにたたずんでいます。このルートはハエン市を起点とし、コルドバ県内のバエナスエロスルセーナ、プエンテ・ヘニルといった非常に興味深い町の数々を通過します。この緑の道を楽しむためのおすすめの方法は、行程の一部を週末にたどることにより、サイクリングの合間に上記の町を訪問したり、そしてもちろん、地元産のエクストラバージンオリーブオイルのテイスティングや、オイルにまつわるアクティビティに参加したりすることです。というのも、この土地のオリーブオイルは世界的にも高く評価されているからです。 

  • ムルシア州にあるカンポ・デ・カルタヘナの緑の道

    ムルシア州にあるカンポ・デ・カルタヘナの緑の道

    この快適で平らな緑の道でペダルを漕ぐというのは、ヨーロッパ最大級の農地でサイクリングすることにほかなりません。合計で50キロメートル以上に及ぶ道のりが、灌漑農業の耕地、伝統的な乾燥農業の大規模農園、果樹園などに挟まれて続いています。この緑の道はカルタヘナ市とトターナの町を結んでおり、途中、マサロンやアラーマ・デ・ムルシアといった極めて美しい場所を通過します。また、シエラ・エスプーニャ地方公園にほぼ接しているほか、地中海の海岸部からも非常に近い位置にあります。 

  • カスティージャ・イ・レオン州にあるサンタンデール=地中海鉄道の緑の道

    カスティージャ・イ・レオン州にあるサンタンデール=地中海鉄道の緑の道

    スペイン北部と地中海とをつないでいた鉄道の、昔の線路を復元したものです。現在、ソリアとオントリア・デル・ピナール(ブルゴス県)を結ぶ区間は、サイクリングロードとして完全に整備されています。およそ60キロメートルに渡る見事なルートで、自転車で駆け巡ったり農村観光を楽しんだりするのに最適です。必見の史跡群を擁するソリアから出発した後、小さな村々を通り抜けていきます。ナバレーノやアベハルに代表されるこれらの村々は平和のオアシスであり、そこにはこの地方の伝統建築の真髄が保存されています。周囲では、ロボ川の峡谷やピタビーチといった自然環境を訪れることができますが、そこに行けば、小旅行をあと数日延長したいという欲求に駆られることでしょう。