スペイン諸都市の街を散歩していると、街の建物の革新とデザインが日ごとに目に留まることにお気づきになるでしょう。著名な建築家たち、フランク・ゲリー、サンティアゴ・カラトラバ、リチャード・ロジャース、ノーマン・フォスターあるいはラファエル・モネオなどが新しい作品を立ち上げる場としてスペインを選んでいます。21世紀「前衛建築」の驚くべき実例であるその幾つかの作品をご紹介しましょう。

驚きを与え、足跡を残す前衛建築。美術館ではビルバオグッゲンハイム美術館マドリードソフィア王妃芸術センターバレンシア芸術科学都市があげられます。バルセロナ、ビルバオ、マドリード、バレンシアなどの都市がその明らかな例となります。街を散策するなら、ここでご紹介するお勧めをメモしてお出かけください。

マドリード、モダンの高揚

「マドリードはモダン建築に対して無条件な高揚を示します。」とは、2007年プリツカー賞の受賞者リチャード・ロジャースの言葉です。この建築家はマドリード空港の拡張を設計を手がけました。実際、ジャン・ヌーベルが手がけた国立ソフィア王妃芸術センター、ラファエル・モネオの 国立プラド美術館の増改築等の建築物がそれを物語っています。両美術館ともスペイン初の垂直庭園を有するカイシャ・フォルムという文化センターが建設された、マドリードの「アート・トライアングル」内にあります。

マドリードのその他新建築として、有名建築家たちによりデザインされ、カステリャーナ通りにそびえる4つの巨大なオフィスビル群タワー・ビジネス・エリア、広大なビジターセンター複合施設であるカナル劇場、近代的なオリンピックテニスセンターのカハ・マヒカ(魔法の箱)などがあげられます。

ビルバオ、屋外建築美術館

フランク・ゲリー、ノーマン・フォスター、セサル・ペリはビルバオで作品を「展示」する世界的に著名な建築家の一部にすぎません。前衛建築が際立つアバンドイバーラ地区には、その象徴ともいえるビルバオ グッゲンハイム美術館があります。

ビルバオは常にデザインに力を注いでいます。たとえば、地下鉄網をご覧ください。地下鉄の入口はノーマン・フォスターによって設計されました。街のあちらこちらに前衛建築は広がり、特にバスク州政府の保健衛生省のように動きを伴う建築など、独特な建物に出会うことができます。

バスク州にはこの他にも多くの前衛建築があります。 サン・セバスティアンにあるドノスティア– サン・セバスティアン議事堂クルサアル・センターアラバにはカラトラバ作のイシオス・ワイナリーフランク・ゲリー設計のマルケス・デ・リスカルビトリアのバスク現代美術館(Artium)などです。

バルセロナと前衛的な建物たち

22@Barcelona地区は2000年、市議会のイニシアチブの下200ヘクタールのポブレノウ地区の工業用地を前衛派の建築とモダンスペースを有する技術革新のハブへと変身させることで誕生しました。ほぼバルセロナのどこからでも見える円筒形のトレー・アグバールは、22@にそびえ立つの注目の建物です。伝統にモダンさを融合させたこの地区には、新しい オーディオ・ビジュアル・キャンパスや植物の影や香りを通して感動を呼びおこす構想が盛り込まれたジャン・ヌーベルが設計した中央公園があります。

街全体に前衛派建築が溢れています。バルセロナでは常にモダンで有名なガウディ作品の他にも、多くのユニークな建物があなたを驚かせてくれるはずです。オリンピック村にある建物の一部が完全に水平なトレス・マレノストルム、フランク・ゲリー設計のぺス・ドラド(黄金の魚)はその一例です。

バレンシア、サンティアゴ・カラトラバの地

この街の第一の象徴は、バレンシアの建築家サンティアゴ・カラトラバの作品、壮大な「芸術科学都市」でしょう。もちろんその他にも前衛的建物は沢山あります。例をあげると、カラトラバ作のソフィア王妃芸術堂ラスット・デ・ロー橋、ノーマン・フォスターの 議事堂、そしてベレス・エ・ベンツの建物などです。これはヨットのアメリカ杯開催を機に建てられ、ミース・ファン・デル・ローエ建築賞の最終選考まで残りました。

スペイン各地の建築革新

前衛建築はスペイン全土の各地に広がっています。例えばカスティージャ・イ・レオン州では、2007年ミース・ファン・デル・ローエ賞を受賞した カスティージャ・イ・レオン現代美術館レオンに、バジャドリにはミゲル・デリベス文化センターが、ブルゴス には人類進化博物館、そして パレンシア県には 古代ローマの大邸宅、ラ・オルメダ博物館があります。 一方ガリシア州ア・コルーニャには、海のそばに「展示・議事堂」、人目を引くカイシャ・ガリシア本店の建物、そしてサンティアゴ・デ・コンポステーラには「文化都市」があります。アラゴン州アルカニスには アラゴンモーターシティ(Motorland)が、サラゴサにはサラゴサ国際博覧会2008の壮観なパビリオン2つ「橋のパビリオン」と「水のタワー」と第三ミレニアムブリッジがあります。またアストゥリアス州のオビエドには、新しいオビエド市議事堂があります。

アンダルシア州では、コルドバのメディナ・アサーラ美術館、グラナダのカハ・グラナダの本社、セビージャのサンタ・フスタの鉄道駅、へクルス・イ・オルティスによる公立図書館といった1992年の万国博覧会を機に変化を遂げた建築物が際立ちます。

スペインを訪れて目にする独創性と前衛的チャレンジから生まれた、革新的なプロジェクトと新しい建築ソリューションに、驚嘆の声をあげずにはいられないでしょう。




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