アビラの城壁にいる観光客

カスティージャ・イ・レオン州の都市の完全ガイド

カスティージャ・イ・レオン

芸術、歴史、グルメ、ワインが組み合わさった場所があるとすれば、それはスペインの内陸部に存在します。その場所とはカスティージャ・イ・レオン州。この地域にある九つの都市を通じて、イベリア半島のこの小さな一角を発見することができます。味覚を研ぎ澄まし、目を大きく見開いてください。旅を最大限に楽しむには、こうして全神経を集中しなければなりません。

  • アビラの城壁と大聖堂

    アビラ

    世界でもっとも保存状態のよい城壁のひとつ、アビラの城壁で有名な都市です。それもそのはず、この城壁は、旧市街や城壁外の教会群と併せてユネスコの世界遺産に登録されているのです。必見スポットには次のようなものがあります。大聖堂、メルカード・グランデ広場とメルカード・チコ広場、史跡に指定されているドン・アルバロ・ルナ城サンタ・テレサ修道院サン・ビセンテ教会堂。街歩きの締めくくりとして、アビラの甘くておいしい卵黄菓子をほおばってみませんか。 

  • ブルゴスの眺め

    ブルゴス

    スペインには、大聖堂単体で世界遺産に登録されている大聖堂がひとつだけあります。それがブルゴスの大聖堂です。印象深い建物で、そのゴシック様式には驚かされます。すばらしい景色を楽しむには城に登る必要があります。また、国内有数の訪問者数を誇る博物館もあります。それが人類進化博物館(MEH)です。ブルゴスはまた、ヘルシーで添加物なしのフレッシュチーズなど、おいしいご当地グルメでも知られています。 

  • レオンにあるサン・イシドロ教会堂の夜の眺め

    レオン

    今から1世紀以上も前に、ガウディがレオンに自身の痕跡を残したことはご存知でしたか?その痕跡とは、史跡にも指定されているカサ・ボティネスのことです。それでもなお、スペインのゴシック様式を代表する立派な大聖堂こそが町のシンボルであることに変わりはありません。そのすぐ近くには、スペインでも特に重要なロマネスク様式の建物であるサン・イシドロ王立参事会教会があります。とはいえ、この町での一番の楽しみは地元の腸詰製品を味わうことでしょう。 

  • パレンシア

    パレンシア

    カスティージャ・イ・レオン州の他の都市と同様、パレンシアの見どころもロマネスク芸術である一方で、その美しい大聖堂は華やかなゴシック様式を体現したものとなっています。加えて、この大聖堂はサンティアゴ巡礼の道をたどる際の通過点でもあります。  

  • サラマンカの眺め

    サラマンカ

    この町をよく知りたいなら、記念碑的なマヨール広場を起点に歴史地区を歩くだけで十分です。そうすれば、なぜ町の大部分が世界遺産に登録されているのかがわかります。有名なサラマンカ大学にまつわる知識を吸収することも、ラ・クレレシアをはじめ、さまざまな建物の建築様式に驚嘆することもできるでしょう。 

  • セゴビアのアルカサル

    セゴビア

    世界遺産の町セゴビアでは、1世紀から2世紀にかけて建設されたローマの水道橋が際立っています。この町には、ほかにも訪れるべき必見スポットがあります。アルカサルベラ・クルス教会、マヨール広場、サンタ・マリア・デル・パラル修道院などが有名です。 

  • ソリアにあるサン・フアン・デ・ドゥエロ修道院

    ソリア

    この町はスペインのロマネスク発祥の地として知られています。サント・ドミンゴ教会を含め、市内観光なら午後だけでも十分ですが、歴史芸術的総体に指定されている町エル・ブルゴ・デ・オスマの大聖堂やヌマンシアの考古学遺跡など、周辺地域にある名所も見ごたえがあります。なお、地元の名物タパスを味わうことなくこの町を離れるわけにはいきません。そのタパスの名を「トレスノ」といいます。 

  • バジャドリッドのマヨール広場

    バジャドリ

    中世の過去をもつ都市バジャドリを訪問するにあたっては、必ず次の場所に立ち寄る必要があります。サンタ・マリア・デ・ラ・アンティグア教会、大聖堂、サン・グレゴリオ学院、国立彫刻美術館。この町は聖週間に開催される数々の祝典でも知られています。 

  • サモラのバルボラス通り

    サモラ

    サモラ県は自然で有名な地域ですが、その県都には、また違った驚くべきスポットが隠れています。まず最初に訪れたい場所は城壁で、次は城です。その後は、ピエドラ橋の上からドゥエロ川の景色をお楽しみください。サモラは工芸品も名産ですから、よいお土産を購入できるはずです。 

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