オウレンセ(ガリシア州)にあるカルバジーニョのパノラマにそびえるラ・ベラクルス寺院

カルバジーニョ

Ourense

オ・カルバジーニョはオウレンセ県の北西端に位置する自治体で、その土地はアレンテイロ川流域と重なっています。

この地域には新石器時代から人が住んでいましたが、この地域の経済発展が始まるのは、オセイラの地にシトー修道会が設立された中世のことです。町の本当のシンボルであるラ・ベラクルス寺院は建築家アントニオ・パラシオスが手掛けたもので、現代建築における壮麗な代表例といえます。寺院の内部では、ビザンティン、プレ・ロマネスク、ロマネスク、ゴシックといったスタイルが見事に融合している姿を鑑賞することができます。それ以外の名所としては、サン・シブラン・デ・ラスのカストロ文化の遺跡キローガ家のパソのほか、美しい多色壁画(16世紀)のある貴重なロマネスク建築、サンタ・バイア・デ・バンガが挙げられます。

オ・カルバジーニョの主要な観光アトラクションといえば、その優れた温泉療養リゾートです。ローマ時代から名高いその温泉については、カルダス・デ・パルトビアグラン・バルネアリオが二大スポットとなっています。一方で、アレンテイロ川の河岸には、クコ河川敷ビーチ魚の養殖場といった広いレジャーエリアのほか、町営公園なども集まっています。町の周辺には貴重な生態系や景観が広がり、原生林があちこちにいくつも点在しています。自治体の南方では、段々畑状になった独特なブドウ畑を眺めることができ、そこでは評判の高いリベイロのワインが生産されています。最後になりますが、隣接するサン・クリストボ・デ・セアの自治体には、威風堂々としたオセイラ修道院(12世紀)があります。

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