サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の地理・歴史学部

18世紀に建てられたこの大学校舎は幾度となく増築を繰り返してきたものの、現在は地理学部と歴史学部を擁するのみとなっています。

建物の現在の外観は18世紀末にできあがったもので、その設計を担ったのは建築家メルチョル・デ・プラドでした。のちに、イエズス会運営の由緒ある学校が移転してきたほか、新しいフロアも増設されました。現在では、名高いサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学随一の豪華な建物であり、数ある部屋のなかでも、「パラニンフ」（フェノジェラとゴンサレスによるフレスコ画で飾られている）、「レクトラード」（17世紀の素晴らしい石造建築）、そして複数の図書室がひときわ目を引きます。今日設置されているのは、地理学部、歴史学部、ガリシア語学院だけとなっています。