シンソ・デ・リミアのカーニバル

大規模なパレードはマルディグラに行われます。

スペインで行われるカーニバルで最も開催期間が長いカーニバル。5週連続日曜日に開催され、ファレレイロ、オレイロ、コレドイロの日曜日、謝肉祭の日曜日・月曜日・火曜日、イワシの埋葬、ピニャタの日曜日と続きます。「ドミンゴ・ファレレイロ」は、町中が小麦粉だらけになる楽しい小麦粉合戦。これに続いて次の日曜日に行われるのが「ドミンゴ・オレイロ」。人々が輪になって水の入った土壺を空中に投げて渡し、誰かが地面に落として割ってしまうまでパスしていく伝統行事です。また、大衆イベント「ドミンゴ・コレドイロ」の日には、カーニバル集団であるコンパルサが町の通りに集結し始め、まさにお祭り「オ・エントロイド」の先駆けのイベントとなっています。「エントロイドの日曜日」、町はガリシア各地から集まる大勢の人で賑わいますが、一番盛り上がる日は、謝肉祭の火曜日「マルディグラ」。“パンターリャス”の仮装大集団を先頭に、山車やコンパルサの行列が行われます。「パンターリャス」は、このカーニバルのスター的存在。乾燥させて膨らませた動物の膀胱を両手に持ち、打ち鳴らしながら町を歩き回る人たちのことで、奇妙な仮面を身につけています。「ピニャタの日曜日」になると、パンターリャスが再び通りに登場。マヨール広場では、楽団が奏でる音楽やお菓子が詰まったくす玉“ピニャタ”、子ども向けの遊びを楽しむ時間がまだあります。また、この祭りは、カーニバルの伝統的なお菓子、パンケーキやマフィン、豚の耳の形をした揚げ菓子“オレハス”を食べてみるいい機会です。